Ⅰ 校 訓
『 日 日 新 』(ひび あらたなり)
この言葉は、中国の「苟(まことに)日新日日新又日新」(大学)からきた言葉であり、「苟に日に新たに、日日に新たに、また、日に新たなり」からとったものである。本来の意味は、徳をおさめるためには、謙虚にかまえて、何事も毎日毎日繰り返し、本当に新たな気持ちや考えを持ち続けて、たゆまずに努力しなければならない。という意味である。
Ⅱ 学校教育目標
「心豊かで かしこく 心身ともに健やかな生徒の育成」
Ⅲ 経営の基本方針
(1)すべての教育活動を生徒の育成に収斂する。
(2)山梨県学校教育指導重点、南アルプス市学校教育大綱及び教育振興プラン、各種法令等に則った教育活動 を行う。
(3)小中一貫校として、開かれた・特色ある・信頼される学校づくりに努める。
(4)生徒が安心して、安全に生活できる学校づくりに努める。
(5)日常での教師と生徒の信頼関係を基礎として、生徒理解を深め、一人ひとりのよさや可能性が生かされるように努める。
(6)教職員としての資質能力を図り、信頼される教育活動の実践・展開に努める。
(7)家庭・地域との連携により、望ましい教育環境づくりに努めるとともに、外部機関等との信頼関係の構築にみ努める。
Ⅳ 経営の柱と具体的施策
1 確かな学力の育成
(1)個に応じたきめ細やかな指導
①校内研究会を中心として、より良い指導方法を教員が研究・共有し、授業改善につなげる。
②各種調査の結果を分析・活用して学習上の課題を抽出し、その解決のために、生徒の実態に応じた指導方法の工夫や改善をする。
③家庭との連携を密にし、学校での学習成果と家庭での学習習慣を連結させ、その定着に努める。
(2)社会情勢に対応した教育
①言葉を使った思考力・判断力・表現力を高めるため、各教科において言語活動を充実させる授業を展開する。
②外国語指導助手(ALT)を有効に活用し、外国語や他国への興味・関心を一層深めながら、コミュニケーション能力の基礎を養うとともに、英語の語学力向上を図る。
③社会的・職業的自立に向けて、職業を通じて社会の一員としての役割を果たすことの意味について理解させ、勤労観や社会性を養う。
④ICT機器を活用して、生徒たちの理解をより深める授業や、学習意欲の向上を図ると同時に、情報モラルやセキュリティーについて学ぶ機会を設ける。
(3)特別支援教育の充実
①コーディネーターを中心として、校内支援委員会・ケース会議等で情報共有を行いつつ、相談・連絡調整が組織的に進められるよう、保護者・専門機関との連携に努める。
②生徒一人ひとりの障害の状況を把握しながら、それぞれのニーズに応じた学習環境の整備に努める。
2 豊かな心の育成
(1)ふるさと教育の推進
①ふるさとについて理解し、誇りに思う気持ちを育むため、関係機関と連携し、地域を知る学習を充実させる。
(2)情操教育の充実
①小笠原流礼法をはじめ、様々な体験活動を取り入れ、相手への思いやりや自立の精神を学び、豊かな人間性や社会性を育てる。
②道徳が特別の教科になったことを受け、教職員の指導力向上や指導内容の充実を図る。
③道徳の授業を地域や保護者に公開し、学校での様子を理解してもらいながら、地域人材を招聘する等学校・家庭・地域が一体となる道徳教育の推進を図る。
④読書活動や文化芸術活動を通して,情操豊かな潤いのある心を育てる指導の充実を図る。
(3)一人ひとりを大切にした教育・指導体制の充実
①「いじめ防止基本方針」に則って、いじめをはじめ様々な問題行動に組織的に対応する。
②Q-U等を活用し、問題行動の早期発見に努めるとともに、職員組織を機能させ、必要に応じて関係機関と連絡を取りながら素早い対応を目指す。
③市が配置する臨床心理士や教育相談員と連携し、教育相談の充実を図る。
3 健やかな体の育成
(1)体力の向上
①生徒の発達段階に応じて、集中して取り組むことのできる体育授業や部活動を行うとともに、運動の習慣化につながる内容を検討・実践する。
②体力テスト等の結果を分析し、生徒の実態に合った運動方法を研究し、一校一実践に取り組む。
(2)食育・健康教育の推進
①北部給食センターや栄養教諭と連携し、学校給食を生きた教材として活用し、望ましい食習慣の形成や食に関する理解と認識を深める。
②献立表や給食便りを家庭に配布し、家庭と連携して望ましい食習慣を身に付けさせる。
③教育課程において、心身の健康・安全についての知識を習得させるとともに、学校薬剤師等の外部講師を活用し、健康教育の充実を図る。
4 学びを支える環境の整備
(1)教職員の資質・能力向上
①県から提示された「教員育成指標」を活用し、人事評価制度を通して教職員の資質・能力の向上及び職場の活性化を図る。
②校内研究会において、教職員同士で授業を参観し合い、組織的に研究を進めながら授業力を高める。
(2)家庭・地域と連携した学校づくり
①学校関係者評価委員(学校評議員)を選任し、学校評価における意見や要望を学校運営に活かすと同時に評価結果をホームページ等で広く周知する。
②学校応援団等の地域人材を活用し、学校教育を支援する体制を推進する。
③学校の環境を整え、教育活動を充実させるため、PTA活動の推進を図る。
(3)小中一貫教育の推進
①二校会(小中の管理職4名で組織)を定期的に開催し、情報交換・共有を図る。
②校内研究会を中心として、小中間で学力向上に関する取り組みを系統化し、連続性のある学習指導を実践する。
③児童生徒及び教職員の交流を積極的に行い、連携強化を図る。
④児童生徒の実態や地域・保護者の願い等を基に、小中学校の連結における諸問題を解決すべく専門部会を構成し、9年間を通して安心して学べる環境をつくる。
(4)危機管理体制の整備・充実
①防災・防犯計画や危機管理マニュアルの見直しを定期的に行い、生徒の命を守る危機管理体制を強化する。
②防災訓練や引き渡し訓練を充実させ、生徒及び教職員の危機管理能力・危機対応能力の一層の向上を図る。